はじまり
私の頭に円形脱毛症が発見されたのは小学校6年生になったばかりの春の事でした。
いつもポニーテールにしていた私の襟足に500円玉位のはげが出来ている事を母親が発見しました。
その頃私は抜けていても襟足だし、髪をおろしてしまえば見えないし、この脱毛についてそんなに深くは考えていませんでした。
しかし、日にひに朝起きると、枕に髪の毛が抜け落ちる量が多くなり、遂に夏休みが終わる頃には全部髪の毛が無くなってしまったのです。
このままでは学校に行けないのでバンダナをかぶりその周りに付け毛を縫い付けて、学校に行きました。周りは不思議な顏で私を見ていました。わざとバンダナをしているのだと思っていた子もいて、何故かバンダナを真似してくる男の子もいました。
そんな毎日を過ごしていましたが、冬には中学受験を控えていた為、ウィッグを作ろうという事になりました。
続く▶︎▶︎▶︎
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